コンピュータ将棋研究Blog

Twitterアカウントsuimon@floodgate_fanによるコンピュータ将棋研究ブログです。

スポンサーリンク

NineDayFeverらしからぬミス~△3九飛~

シェアボタン
スポンサーリンク

luminos vs. NineDayFever_XeonE5-2690_16c (2014-03-18 17:00) http://wdoor.c.u-tokyo.ac.jp/shogi/view/2014/03/18/wdoor+floodgate-900-0+luminos+NineDayFever_XeonE5-2690_16c+20140318170002.csa                   f:id:fg_fan7:20151227091447j:plain

この局面は後手のNineDayFever(以下NDFと略)が△3九飛と打ち込んだ局面。

いかにも危険な飛車打ちだ。狭いところに打ったために数手先に飛車が詰まされてしまうビジョンが見えている。ここからの先手luminosの指し手が巧みだった。

(上図からの指し手)

▲5七銀    △9五歩    ▲同 歩    △同 香    ▲同 角    △9七歩 ▲同 香    △2四角    ▲4八銀

(下図)

f:id:fg_fan7:20151227091950j:plain

飛車を打ったすぐに▲5七銀と引いたのがぬかりない手。次に▲4八銀とされてはゲームセットなのでNDFは△9五歩から暴れていったが、これはいかにも無理筋だ。

luminosは丁寧に受けて数手後に▲4八銀を実現。△3九飛を完全に悪手にしてしまった。

(上図からの指し手)

△7九角成  ▲同 銀    △2九飛成▲同 飛    △8五桂    ▲8八玉    △9七桂不成▲同 桂    △9三香▲8六角    △9七香不成▲5三角成  △8五桂    ▲9六香    △9三桂▲5一飛(下図)
まで67手で先手の勝ち

f:id:fg_fan7:20151227092443j:plain

このように67手でNDFの投了となった。luminosの中盤で△3九飛と打たせる構想が見事だった。一方NDFはらしくない敗戦だった。△2八角戦法に通ずる指し方で大駒を捕獲するのはアンチコンピュータ戦略として有効であるといわれている。

が、それを実現できる局面というのはそう簡単に見つけられるものではない。

実際この△3九飛打たせもfloodgateでは局面検索するとこの一局のみとなっている。