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コンピュータ将棋研究Blog

Twitterアカウントsuimon@floodgate_fanによるコンピュータ将棋研究ブログです。

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角換わり▲4五桂、△6五桂速攻について その①

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最近、角換わりの将棋において注目されている形がある。

それは下図のような単騎の▲4五桂の速攻である。

f:id:fg_fan7:20170103114253p:plain

Twitterではこいなぎさんがこの仕掛けについてよくツイートをしてまとめている。

こいなぎ 角換わり - Twitter Search

今回から、この仕掛けの成否についてまとめてみたいと思う。

事例1(対居玉+△4四銀)

将棋ウォーズ棋譜(GoldPona十段対no_more_deidori七段)

(初手からの指し手)

▲7六歩 △8四歩 ▲7八金 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △3二金 ▲2六歩 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3六歩 △7二銀 ▲3八銀 △6四歩 ▲4六歩 △6三銀 ▲4七銀 △7四歩 ▲5八金 △9四歩 ▲3七桂 △1四歩 ▲2五歩 △3三銀 ▲6八玉 △5二金 ▲4五桂(下図)

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後手の駒組みはギリギリまで玉の移動を保留して態度を見せていない。

それに対し、先手は▲4五桂の速攻を決行する。

(上図からの指し手)

△4四銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2九飛 △4二玉 ▲9六歩 △7三桂 ▲7九玉 △5四銀 ▲7五歩 △同 歩 ▲7四歩(下図)

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本譜は後手は△4四銀と上がった。ここでは後手に△1四歩が入っているので▲1五角の筋がない。これには一気には潰せないので(※形によっては潰せる。参考棋譜より)、2筋の歩を交換して2九まで引いておく。そして相手の動きに反応して7筋から動く。

このように1歩を手にすると新たな攻撃の筋が生まれるのである。

参考棋譜(対居玉+△4四銀)

将棋ウォーズ棋譜(Pona2015八段対calpin五段)

f:id:fg_fan7:20170103121018p:plain

△4四銀には2筋の歩を交換。

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△1四歩が入っていないために▲1五角から攻めが止まらない。

事例2(対居玉+△2二銀)

将棋ウォーズ棋譜(GoldPona十段対alice1七段)

(初手からの指し手)

▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △3二金 ▲7八金 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲3六歩 △6四歩 ▲4六歩 △6三銀 ▲6八玉 △7四歩 ▲3七桂 △5二金 ▲2五歩 △3三銀 ▲4五桂 △2二銀(下図)

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次は▲4五桂に対して後手が△2二銀と引く変化。

ここでも攻撃の手を緩めない姿勢が大切だ。

(上図からの指し手)

▲7一角 △7二飛 ▲5三角成 △4四角 ▲5二馬 △同 玉 ▲7九玉 △7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲7六歩 △7二飛 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三銀 ▲2九飛  △2四歩 ▲5八金 △7三桂 ▲6六歩 △4二玉 ▲1五金(下図)

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先手は▲7一角 △7二飛 ▲5三角成と攻める。それに対して△4四角で攻めの継続が難しいようだが、▲5二馬と馬と金を差し違える。その後はおもむろに駒組みに移る。

 陣形を整えたところで第二ラウンドに入り最終図の▲1五金で攻めの継続を図る。

後手は5三の地点に傷を抱えていることもあり苦労する展開となる。

参考棋譜(対居玉+△2二銀)※先後逆

将棋ウォーズ棋譜(calpin五段対Pona2015八段)

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今回は初回ということで基本的な攻め筋を紹介した。

次回もこの攻め筋をみていく。

細かい形の違いで攻めの糸口を変える柔軟性を持てるようになるのを目指す。