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コンピュータ将棋研究Blog

Twitterアカウントsuimon@floodgate_fanによるコンピュータ将棋研究ブログです。

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角換わり▲4五桂、△6五桂速攻について その③

角換わり
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その①では角換わり▲4五桂速攻の対居玉+△4四銀と対居玉+△2二銀への基本的な攻め筋をみてきた。

www.fgfan7.com

その②では対居玉+△4四銀の実戦例をみてきた。 

www.fgfan7.com

その➂では対居玉+△2二銀の復習をponanzaの実戦を通してみていきたいと思う。

参考棋譜1(対居玉+△2二銀)※先後逆

将棋ウォーズ棋譜(geki_oko六段対GoldPona十段)

f:id:fg_fan7:20170104125108p:plain

(上図からの指し手)

△3九角 ▲1八飛 △5七桂成 ▲6六角 △4七成桂 ▲3九角 △3七成桂 ▲6六角 △3三桂 ▲6九玉 △2七銀 ▲1七飛 △2八銀不成▲1八飛 △2七成桂(下図)

f:id:fg_fan7:20170104125304p:plain

本譜は△3九角に対して▲1八飛と寄ったのが悪手。

△5七桂成 ▲6六角 △4七成桂 ▲3九角 △3七成桂と進み、後手優勢となった。

▲1八飛に代えて▲3八飛が正着で、以下△5七角成▲6六角打 △5八馬▲同 飛△6二金▲4八玉△3三桂(参考図)といった展開が考えられた。

f:id:fg_fan7:20170104130053p:plain

 参考棋譜2(対居玉+△2二銀)

将棋ウォーズ棋譜(GoldPona十段対McDonald五段)

f:id:fg_fan7:20170104130406p:plain

 (上図からの指し手)

▲7一角 △7二飛 ▲5三角成 △4四角 ▲5二馬 △同 銀 ▲5四金 △6二玉 ▲6八金上 △7一飛 ▲6六銀 △6五歩 ▲5五銀 △同 角 ▲同 金 △4二銀 ▲2六角(下図)

f:id:fg_fan7:20170104130559p:plain

後手の歩切れを突いた厳しい一着。その前の駒組みも後手には制約が多く、難しい。

 参考棋譜3(対居玉+△2二銀)

将棋ウォーズ棋譜(GoldPona十段対taku514六段)

f:id:fg_fan7:20170104131014p:plain

(上図からの指し手)

▲7一角 △7二飛 ▲5三角成 △4四角 ▲5二馬 △同 飛 ▲5八金 △6五桂 ▲6六銀 △3九角 ▲3八飛 △6六角 ▲同 歩 △5七角成 ▲6九玉 △5八馬 ▲同 銀 △5七歩 ▲8四角(下図)

f:id:fg_fan7:20170104131204p:plain

厳しい角打ち。以下は強引に飛車を取ってしまえば寄り形となる。

参考棋譜4(対居玉+△2二銀)

将棋ウォーズ棋譜(Pona2015九段対shota128五段)

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(上図からの指し手)

▲7一角 △7二飛 ▲5三角成 △4四角 ▲5二馬 △同 銀 ▲5八金 △7四歩 ▲4七銀 △7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲6六銀 △7四飛 ▲2九飛 △7一角 ▲8三金(下図)

f:id:fg_fan7:20170104131749p:plain

浮かびにくいB面攻撃の金打ち。この後、飛車を攻めつつ、打った金で桂馬と香車を取り、中央を攻め立てるのが狙いである。

参考棋譜5(対居玉+△2二銀)

将棋ウォーズ棋譜(Pona2015九段対shota128五段)

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(上図からの指し手)

▲2四歩 △同 歩 ▲7一角 △7二飛 ▲5三角成 △4四角 ▲5二馬 △同 銀 ▲2四飛 △2三銀 ▲2九飛 △2四歩 ▲5八金 △7一角 ▲1五金(下図)

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その①の実戦例でも出てきた金打ち。この後は△4二角に対して▲2五歩~▲2四歩という要領で攻める。

参考棋譜6(対居玉+△2二銀)

将棋ウォーズ棋譜(Pona2015九段対shota128五段)

f:id:fg_fan7:20170104132848p:plain

(上図からの指し手)

▲7一角 △7二飛 ▲5三角成 △4四角 ▲5二馬 △同 銀 ▲5八金 △4二玉 ▲9六歩 △7五歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲7六歩 △7二飛 ▲4七銀 △7一角 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三銀 ▲8三金(下図)

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ここでも金打ちによるB面攻撃に出た。

以下、△7四飛 ▲2九飛 △2四歩 ▲7五歩 △同 飛 ▲7三歩(下図)と進み、角、桂、香を取れる見込みが強くなり、先手有利となった。

f:id:fg_fan7:20170104133153p:plain

参考棋譜7(対居玉+△2二銀)

将棋ウォーズ棋譜(2016Pona九段対de_rye四段)

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ここで▲7一角も考えられるが、以下△7二飛▲5三角成△4四角▲5二馬△同飛となり難しい将棋。本譜は違う攻め筋を見せた。

(上図からの指し手)

▲7五歩 △4四歩 ▲7四歩 △同 銀 ▲7一角 △7二飛 ▲5三角成 △4五歩 ▲5四馬(下図)

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▲7五歩に対しては本譜の①△4四歩の他に②△同 歩③△4二玉も考えられる。

②△同 歩の変化は以下▲2四歩△4四角打▲2三歩成△同 銀▲2四歩打 △1二銀▲6六歩と進み互角。

③△4二玉の変化は▲7四歩△同 銀▲6六角打 △4四歩▲同 角△4三金右▲7五歩打と進み、これも互角である。

本譜も▲5四馬まで進み、馬を作ったものの桂損しており、以下△6三金と上がれば飛車、金両取りが受かるので難しい形勢である。

【対居玉+△2二銀のまとめ】
攻めパターン①→▲7一角 △7二飛 ▲5三角成 △4四角 ▲5二馬
攻めパターン②→▲7五歩 △4四歩 ▲7四歩 △同 銀 ▲7一角 △7二飛 ▲5三角成
その他よく出る筋→▲8三金打のB面攻撃、▲1五金打からの2筋の攻め

角換わり▲4五桂速攻に対して居玉+△2二銀の展開は▲7一角から思い切りよく攻めていくのが大切。以下自陣整備もしつつ、▲5四金打、▲8三金打、▲1五金打などで局面の打開を図る。後手陣は5三の地点が薄いので苦労する展開になりやすい。

次回(その④、最終回予定)は後手のその他の形をみていきたいと思う。