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コンピュータ将棋研究Blog

Twitterアカウントsuimon@floodgate_fanによるコンピュータ将棋研究ブログです。

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【コラム】定跡からの解放宣言

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最近気になっていることがあった。

それは、
「将棋の指し手って何をもとにして選ばれているのだろう?」
というものだった。

「プロの実戦や出版された書籍の手順にそって指すのがはたして本当なのだろうか」という疑問が湧いてくるのだ。

数ヶ月前からこのことがずっと気にかかっていた。

最近も、とあるアマチュアの方と会話していた時、その方が「先手中飛車に対する角道保留急戦は別にそんなに良くない」と言っていたのだ。
その時、私は「ああ、この方はあの本に書かれている結論をそのままをうのみにしているのだな」と思った。
数年前ならそれでもよかったが、今の時代は定跡書や研究書に書かれている結論をうのみにするのは危険だと思っている。

それだけで将棋の持っている大きな可能性を自分から狭めているように感じられてしまうのだ。

「なんで、もっといろいろな可能性を掘り下げないのだろう?」
と思う。
そして、「定跡」に指し手を委ねられていることが当たり前になっていることに疑問を覚えた。

はたして序盤戦術は「定跡」を介さないといけないのだろうか?

コンピュータ将棋が急速に強くなり、上位フリーソフトも公開されるようになり、誰でも強力なソフトというパートナーとつながれる時代となった。
ならば、「定跡」を介さずとも、ソフトを研究パートナーとすることでいろいろな序盤を模索するのも悪くないんじゃないか。
実際、私は「クルクル角」という対振り飛車の戦法は、フリーソフトのSILENT_MAJORITYと練習対局をしていた時に指されて発見した。

将棋にはまだまだ私たちが知らない可能性があるのではないか?

最近では、千田六段が公式戦の初手で意欲的な試みをしている。
それらの指し手は決してソフトの評価値も悪くないのである。

この記事を読んだ人が1人でも既存の「定跡」から離れ始め、自由に将棋を指す方向に進んでほしいと思っている。

確実に時代は進んでいる。
私は変化を楽しみたいし、変化しようと模索している人が好きだ。

本記事は定跡からの解放宣言である。