2019-01-01から1年間の記事一覧
はじめに 7/13~7/15の間に和歌山に行っていた。 和歌山を訪れるのは大学を卒業して以来、10年ぶりである。 その10年間の間に和歌山に行くことができなかったわけではないが、行く機会を逸していた。 今回の記事ではその3日間の間にあった出来事を振り返って…
はじめに 2019年6月6日、通信対戦アプリの将棋クエストの5分切れ負けで七段に昇段することができた。 将棋クエスト5切れで七段に昇段しました! pic.twitter.com/AFAUMdCM82 — suimon (@floodgate_fan) June 6, 2019 将棋クエスト 開発元:Yasushi Tanase 無…
決勝 1回戦 Qhapaq di molto - やねうら王 動く将棋盤は以下のリンクから https://shogi.io/kifus/237667 開始日時:2019/05/05 09:47:04先手:Qhapaq di molto後手:やねうら王 決勝 1回戦 Qhapaq di molto - やねうら王 序盤戦 中盤戦 終盤戦 本局の総括 …
決勝 1回戦 狸王 - PAL 動く将棋盤は以下のリンクから https://shogi.io/kifus/237647 開始日時:2019/05/05 09:39:35先手:狸王後手:PAL 決勝 1回戦 狸王 - PAL 序盤戦 中盤戦 終盤戦 本局の総括 序盤戦 (初期局面) (初手からの指し手) ▲7六歩 △8四…
決勝 1回戦 水匠 - elmo 動く将棋盤は以下のリンクから https://shogi.io/kifus/237645 開始日時:2019/05/05 09:40:04先手:水匠後手:elmo 決勝 1回戦 水匠 - elmo 序盤戦 中盤戦 終盤戦 本局の総括 序盤戦 (初期局面) (初手からの指し手) ▲7六歩 △8…
はじめに 第29回世界コンピュータ将棋選手権は最終局を千日手に誘導したやねうら王が優勝した。 公式サイト http://www2.computer-shogi.org/wcsc29/ 今回の記事から大会で指された棋譜を題材としてコンピュータ将棋の最先端の将棋を検討していきたい。 ※今…
はじめに 今年は10連休と長い休みでした。 連休中はほとんど将棋をしていたように思います。 せっかくなのでゴールデンウィーク中のできごとをまとめておきます。 はじめに 4/27~5/2 5/3(三重県団体戦) 5/4(レーティング選手権1日目) 5/5(レーティン…
ゴールデンウイークのKindle本の大型割引セールです。 今回のセールで新たに登場した人気の本もあります。 この機会に欲しかった本を手に入れておきましょう。
ゴールデンウィークといえば世界コンピュータ将棋選手権だ。 2019年5月3日(金)〜5日(日)に川崎市産業振興会館で行われる。 今年はドワンゴ賞 : 優勝・2位・3位に賞金を授与(総額200万円)という高額の賞金が出ることも話題になっている。 今回の記事では参加…
2018年9月7日から全国で上映された映画「泣き虫しょったんの奇跡」。 第42回モントリオール世界映画祭 フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門の正式出品作品であった。 主演の瀬川晶司さんの役を務めたのは松田龍平さん。 その他、ロックバンドRADWIMPSの…
はじめに 私は駒落ち将棋を級位者の頃に6枚落ちからスタートし、香落ちまですべての段階を経験した。 実力があがるにつれ、最初は相手に駒を落としてもらっていたのが自分が駒を落とすことも増えてきた。 今では対人戦での駒落ち戦と言えば自分が駒を落とす…
いやはやすごいものを見てしまった。 下図は終盤の局面で中田宏樹八段が▲5四歩と銀取りに歩を打った局面である。 ここで藤井聡太七段の指し手は△6二銀!(下図)。 なんと龍が利いているところに銀を引いたのである。
はじめに floodgate(コンピュータ将棋対局場)では毎日多くの対局がこなされている。 公式サイト http://wdoor.c.u-tokyo.ac.jp/shogi/floodgate.html その対局の中には驚くような構想や中盤の妙手がみられる時がある。 今回の記事では、floodgateの将棋か…
はじめに ソフト指しは歴史上では古くから存在しており、将棋倶楽部24では「ソフト指し取り締まり委員会」という委員会が発足している。 参考リンク 24ソフト指し取締委員会|利用規約|将棋倶楽部24 将棋クエストでは2分切れ負けで一定のレートに到達…
はじめに 結果は残念ながらトーナメント1回戦敗退となった。 将棋の内容自体もあまりよくなく、ここ1週間ほど忙しい日々が続き体調管理がうまくいっていなかったのも反省点である。 今回、私は加古川青流戦アマチュア選抜大会にはじめて出場したが、運営もき…
はじめに 2019年3月2日に加古川市で開催されるアマチュア選抜大会に参加することにした。 この大会は事前申し込み制で、当日に組み合わせの抽選が行われる。 抽選によりAブロックとBブロックに分かれ、それぞれのブロックの優勝者がプロ棋戦である「加古川青…
はじめに 自戦記3部作もいよいよ最終回の終盤編。 序盤編 www.fgfan7.com 中盤編 www.fgfan7.com 相掛かりの力戦から将棋がはじまり、中盤の折衝で先手がリードとなったが、後手もチャンスをうかがって反撃に出ていく。 支部名人戦 県予選3回戦 自戦記 終盤…
はじめに 前回からの続き。www.fgfan7.com 序盤編を簡単に振り返ると、相手の方が先手で私が後手で将棋がはじまり、戦型は相掛かり模様から後手が趣向を凝らして雁木に組み上げた。 そして先手からの▲7七桂の筋を警戒しつつ駒組みを進めていき攻撃の機会を…
今年初めての一般代表につながる大会が2/24に開かれた。 支部名人戦は県で代表になると東日本大会と西日本大会のいずれかに出場することができる。 県予選は4対局が行われ、4連勝者が代表となる。 私はまずは2連勝をし、次の勝負が優勝をかけて大きな一番と…
先手の雁木志向に対して後手も雁木で対抗する相雁木の将棋は、駒組みが終わった時点で先手にとって打開筋を見つけるのがなかなか難しく難敵となっている。 その中、2019年2月16日の第12回朝日杯将棋オープン戦決勝で渡辺明棋王が藤井聡太七段に対して相雁木…
米長流急戦矢倉は後手の(下図)ような構えを指し、昔から有力視されている攻撃的な戦法である。 その源流については森下卓九段の矢倉自戦記集の「森下の矢倉」 に詳しい。 以下引用する。 米長矢倉(注 米長流急戦矢倉のこと)は米長先生が昭和五七年の日本…
現代将棋は戦法の流行のサイクルが早く、我々アマチュアがそのすべてを把握していくのはなかなか大変である。 相居飛車の将棋は少し前に雁木が突如現れたと思いきやその流行は落ちついて、今は角換わりを中心としてそれに続いて相掛かり、矢倉、雁木、そして…
はじめに 2分切れ負けというルールでは基本的にじっくり考える時間はないが、序盤で時間を使わずに指し続けていった場合には、中盤以降で一回は少し考えるチャンスが巡ってくる。 そういった急所の局面でいかに腰を落ち着けて考えることができるかが大事にな…
私は普段、実戦練習の場として将棋クエストをよく利用している。 持ち時間としては2分切れ負けのルールで指すことが圧倒的に多く、現在の段位は八段でレートの推移としては2300~2500の間をいったりきたりしていることが多い。 今回から自分自身の実戦を題材…
はじめに 将棋倶楽部24は古くからあるインターネット上の対戦サイトで、今まで多くの方が利用し棋力向上に役立ててきた。 コンピュータ将棋ソフトと将棋倶楽部24の関連性は以前からあり、2011~2012年にはbonkras(ボンクラーズ)、2011年、2013年、2015…
振り飛車の中でも中飛車は振り飛車側が主導権を握る展開になりやすく、プロアマ問わずに人気のある戦法だ。 その中飛車の使い手として安定した成績を残している戸辺誠七段が新刊を出版した。 それが「戸辺流 こだわりのゴキゲン中飛車」である。
ゴキゲン中飛車は長らくの間、後手番振り飛車党の間でエース戦法として活躍し、タイトル戦などの大舞台でもたびたび指されてきた。 ゴキゲン中飛車に対する先手の初期の対策としては、 ・丸山ワクチン(角交換型) ・▲4七銀型急戦 ・▲7八金型 ・▲5八金右…
はじめに 現代の角換わりは細かい駒の配置の違いによって仕掛け筋や結論が変わったりするので、指す方は大変である。 後手番は守勢になりがちだが、仕掛けまでに少しずつ待つ形を変えて先手に研究の的を絞られないようにしている。 後手は通常の手の損得で待…
横歩取りには後手からのなかなか有力な指し方が複数あり、先手は▲3四飛と横歩を取ったからにはそのすべてにうまく対応できないといけない。 以前記事にした相横歩取りや△4五角戦法はその有力な代表例である。 今回の記事は後手からの有力策のひとつである…
藤井聡太七段は現役の高校生棋士ながら、プロデビュー後は圧巻の成績を収めている。 その強さは将棋に詳しい人であれば棋譜を見ればわかるが、将棋にあまり詳しくない人にとっては「藤井聡太七段は具体的にどこが強いのか」という疑問があるかもしれない。 …