floodgate
はじめに 長年、対振り飛車において居飛車側が用いる作戦として有力視されていたのは居飛車穴熊だった。 しかし、近年振り飛車側の対抗策が改良され、いつでも居飛車穴熊に組めるわけではないことが判明してきたことや、elmo囲い急戦に代表されるように新た…
はじめに まず「連盟美濃」と呼ばれる囲いから説明したいと思う。 発端は日本将棋連盟のHPに掲載された、将棋コラムの画像から始まった。 www.shogi.or.jp ※現在画像は修正済み。 2月2日の日本将棋連盟のコラム「美濃囲いの崩し方Vol.4」の画像に現れた囲い…
はじめに 現代における相居飛車の将棋では角換わりが矢倉を凌いで最も出現率の高い戦型となっている。 大きな戦型分類として角換わりから派生して角換わり腰掛け銀、角換わり早繰り銀、角換わり棒銀の3大作戦に分かれる。 この中では角換わり腰掛け銀が一番…
米長流急戦矢倉は後手の(下図)ような構えを指し、昔から有力視されている攻撃的な戦法である。 その源流については森下卓九段の矢倉自戦記集の「森下の矢倉」 に詳しい。 以下引用する。 米長矢倉(注 米長流急戦矢倉のこと)は米長先生が昭和五七年の日本…
はじめに ダイレクト向かい飛車は佐藤康光九段や大石直嗣七段が得意としており、公式戦で高勝率をあげている。 また、floodgateにおいてもDirectMotemitsuという名前のダイレクト向かい飛車を得意とするソフトがたまに出現しており、指され始めてから年月は…
はじめに 現代の角換わりは細かい駒の配置の違いによって仕掛け筋や結論が変わったりするので、指す方は大変である。 後手番は守勢になりがちだが、仕掛けまでに少しずつ待つ形を変えて先手に研究の的を絞られないようにしている。 後手は通常の手の損得で待…
はじめに その1からの続き。 www.fgfan7.com その1では、居飛車側が持久戦志向の場合に振り飛車側から急戦を仕掛けてきた際の将棋を紹介した。 そこで藤井システムやトマホークの破壊力を知っていただけたかと思う。 その2では対振り銀冠穴熊システム(左…
はじめに 棒銀は将棋のルールを覚えてまもない将棋ファンが一番はじめに指してみる戦法としても最も人気が高い戦法である。 しかし、狙いはシンプルでありながら攻めが決まれば自分より実力が上の相手にも一発が入る可能性のある、魅力的な戦法だ。 以前にも…
ゴキゲン中飛車は長らくの間、後手番振り飛車党の間でエース戦法として活躍し、タイトル戦などの大舞台でもたびたび指されてきた。 ゴキゲン中飛車に対する先手の初期の対策としては、 ・丸山ワクチン(角交換型) ・▲4七銀型急戦 ・▲7八金型 ・▲5八金右…
はじめに 2014年~2015年頃コンピュータ将棋ソフトへの対策としていろいろな作戦が試されてきた。 その代表例としては△2八角戦法と呼ばれる2八の地点に角を打たせて、その後その角を生け捕りする作戦で、この戦法を採用した山口アマが電王戦優勝ソフトのAW…
はじめに はじめに なぜ左美濃を経由するのか その1 まとめ ponanza流銀冠穴熊の記事を書いてから、8か月強の歳月が経った。 www.fgfan7.com その後、増田四段がこの戦法を公式戦で採用してから注目度が一気に上がり、他の棋士も採用しはじめるようになっ…
はじめに 角道を止めた四間飛車はその洗練された駒組みと手順のわかりやすさ、そして捌きの醍醐味もありアマチュアに大変人気のある戦法である。 対する居飛車側の作戦は多岐にわたり、どの作戦もそれなりに有力である。 今回は四間飛車への作戦として根強い…
はじめに 振り飛車の中でもノーマル三間飛車はここ1~2年の間でかなり注目されている戦法である。 そういえば、井出先生が書籍の打ち上げの席で「ノーマル三間」が振り飛車の主力戦法になりつつあるって言ってました。石田流じゃなくてノマ三なんだそうで…
はじめに elmo囲い急戦は角道を止める振り飛車を中心として居飛車側は幅広く対応できるため、対振り急戦党には福音となっている戦術である。 2019年にはプロ、アマ、コンピュータ将棋を問わず数多く指されていくのではないかと予想している。 今まで当ブログ…
はじめに 入玉模様の将棋をコンピュータ将棋は一時期苦手にしていた時期もあったが、ここ数年の間でその弱点を克服し、むしろ今のソフトは入玉模様を得意としているようにも感じられる。 その中でも特に強豪ソフトのelmoは入玉を得意としているように感じら…
現代角換わりの新型同型(▲4八金・△6二金)は数多くの実戦が指され、現在進行形で体系化が進んでいる。 多くのテーマ局面があるが、現在最重要局面と言えるのが下図の局面だろう。 上図の▲4五桂に代えて▲8八玉と入城すると後手から△6五歩と仕掛ける実戦…
1局目 2局目
はじめに 現代将棋において、先手振り飛車は大いに注目を浴びている分野だ。その中でも角道オープン型の向かい飛車と先手中飛車は勝率も高く、人気がある。今回は先手中飛車に対するコンピュータ将棋ソフト「AWAKE」による有力な後手の対抗策を紹介したい。 …
はじめに 対振り飛車の銀冠はその手厚い陣形から好む愛好者は多い。 居飛車穴熊より銀冠が好きだという人もかなりいるはずだ。 今回はそういった方にとって参考になる将棋を紹介したい。 実戦例 動く将棋盤は以下のリンクから https://shogi.io/kifus/231543…
はじめに 将棋ソフト「技巧」は人間らしさを兼ね備えた棋風のソフトで検討に利用している人は今もなお多い。(※2019年2月追記) 中盤以降での筋の良さはコンピュータ将棋ソフトの中でも群を抜いているように感じる。 今回の記事では技巧の角換わり右玉対策(…
はじめに 今回、表題の通りfloodgateで指されたponanzaの対振り飛車 左美濃・銀冠・銀冠穴熊の棋譜集をzip形式でアップロードすることにした。 棋譜を抽出する際に行った点 ・中飛車、四間飛車、三間飛車、その他(主に角交換型とノーマルの向かい飛車)で分…
はじめに 最近の将棋の考え方として居飛車・振り飛車という垣根を超えて局面を柔軟に捉えていくという思想が広まってきているように感じている。 私自身も居飛車党ではあるが、ネット将棋を中心として振り飛車を採用することも少しではあるが増えてきた。 今…
はじめに ノーマル三間飛車はアマチュア間では愛好家の多い戦法だが、プロ間では居飛車側に居飛車穴熊を目指されると、やや分が悪いという定説があり対居飛車穴熊の対策が課題となり続けていた。 その中、玉頭銀と端桂からの強力な攻め筋を見せる「トマホー…
終盤戦で自玉が桂馬ゼットの場合の寄せ方 動く将棋盤は以下のリンクから https://shogi.io/kifus/235068 開始日時:2014/11/07 03:00:03棋戦:wdoor+floodgate-900-0+flummi2+AWAKE_i7_5960X_8c+20141107030006先手:flummi2後手:AWAKE_i7_5960X_8c 今回はf…
はじめに コンピュータ将棋は最近でこそ序盤の構想に注目が集まっているが、従来からは終盤力の高さに定評があった。 検討用途としてソフトを使う場合でも終盤の検討のみに使用するという人も多かった。 今回の記事ではコンピュータ将棋の強豪ソフトである「…
はじめに 嬉野流はアマチュア高段者の嬉野アマが創案し、惜しくも亡くなられた天野アマが棋書にしたことで世間に知られるようになった。 その後はアマチュア間でも愛用者は根強くいて、その独特の指し口に苦戦している方も多いのではないかと思う。 今回の記…
Apery_3930K_6c vs. NineDayFever_XeonE5-2690_16c (2014-04-27 03:30) http://wdoor.c.u-tokyo.ac.jp/shogi/view/2014/04/27/wdoor+floodgate-900-0+Apery_3930K_6c+NineDayFever_XeonE5-2690_16c+20140427033008.csa 本局はApery対NDFの将棋で6手目に△3二…
はじめに 先手矢倉に対する後手番の急戦矢倉の中でも、対矢倉△5三銀右急戦は長らくの間人気の戦法であった。 現在では、一番人気のポジションを対矢倉左美濃急戦に受け渡した格好となっているが2019年1月時点でもまだまだ有力な指し方であることには変…
はじめに (それはまさに伝説だった) https://shogi.io/kifus/230923 開始日時:2014/04/21 15:00:05棋戦:wdoor+floodgate-900-0+sakurapyon_vps+luminos+20140421150011先手:sakurapyon_vps後手:luminos まずはこの終局図を見て欲しい。 手数=642 △2…
はじめに 前回の続き www.fgfan7.com 前回の最後に下図の形が有力と書いたがこれを「片連盟美濃」と呼ぶことにする。



