今回の記事ではスマホ版真やねうら王に新たな定跡を入れる方法を紹介します。
真やねうら王に後手番ノーマル四間飛車を指させるのを目標とします。
※まず、ShogiDroidにすでに真やねうら王がダウンロードされて使える状態になっている事を前提として話を進めます。
※新たに入れる定跡はQhapaqさんの作成した定跡を使用します。
真やねうら王導入の参考記事
①Qhapaqさんのブログ記事から、
(四間飛車)定跡をダウンロードする。
sikenhisya-joseki.zipを解凍する。
②standard_book_siken5.dbというファイルを、
user_book1.dbという名前にリネームする。
③リネームしたファイルを、ShogiDroid→engine→ShinYaneuraOu→bookの場所へ移動する。
④ShogiDroidを起動する。
エンジン管理→エンジン選択でShinYaneuraOuを選択。
エンジンオプションから、
・NarrowBookにチェックを入れる。
・BookMovesを999にする。
・BookFileをuser_book1.dbにする。
・BookDepthLimitを0にする。←これはしなくてもいいかもしれない
ここまで設定したら完了だ。
あとは、検討モードで真やねうら王を動かしてみよう。
ソフトがしめす読み筋通りに駒を進めていって、
▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩▲4八銀△4二飛となっていれば定跡が読み込めているので成功だ。
(図参照)
これで後手番ノーマル四間飛車に特化したソフトを使って練習対局をしたり、局面検討したりすることが可能となった。
この方法と同様にして設定すれば、
ライブラリとして公開しているQhapaqのソフト/ツール一覧 - コンピュータ将棋 Qhapaq
(戦型自由)バージョンや、(一手損角換わり)バージョンの真やねうら王を導入することも可能だ。
※ダウンロードしたファイルの名前はそれぞれuser_book2.db、user_book3.dbとリネームしましょう。
真やねうら王以外のソフト
浮かむ瀬、Apery-cus_0.02などの定跡カスタマイズの方法もまた紹介したいと思います。
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