そろそろ2016年も終わりに近づいてきているので
タイトルの通り、floodgate公式サイトから棋譜をダウンロードして展開し、柿木将棋IXの棋譜データベース(kifubase)に登録する方法を紹介したいと思う。
※(2016/12/03)で可能な方法です。今後仕様の変更などによりできなくなる可能性があります。
【1】①7-Zipをダウンロードする
上記リンクからダウンロードする。
②floodgate公式サイトから棋譜のダウンロード
http://wdoor.c.u-tokyo.ac.jp/shogi/
(1)
上記サイトの下のほうにある情報収集の項目の
・棋譜倉庫:圧縮CSAファイル(7z形式)
から自分がダウンロードしたい年のリンクをクリックする。(ここでは仮に2014年と仮定する)
(2)
ダウンロードが完了したら、wdoor2014.7zというファイルを右クリック→7-Zip→展開を選択する。
(3)
図のような画面になるので、展開先に自分の好きなフォルダを指定してOKを選択する。
(4)
棋譜のダウンロードが始まる。(パソコンの性能にもよるがかなり時間がかかる場合がある)完了するとwdoor2014というフォルダが生成され、合計90,387局がダウンロードできているはずだ。
【2】柿木将棋IX
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se505030.html
の棋譜データベースに読み込み、バイナリ・ファイルに変換
(1)
柿木将棋IXの棋譜データベースを起動。「表操作」の「フォルダ指定追加」で先ほど保存したフォルダを指定して、.csa(or KI2ファイル)を一括取り込み。
(フォルダ追加前に柿木将棋Ⅸで戦型判定しておくのもよい。ツール→棋譜情報の一括設定)
※Kifuexpl
http://www.geocities.jp/saltedeggplant/
で戦型判定したい場合(このほうがより詳細な戦型判定になる)はcsa形式からKI2形式に棋譜ファイルを一括変換すること。
柿木将棋IXからツール→棋譜情報の一括設定で下の図の画面から
好きなフォルダを指定、入力をCSA、出をKI2にしてOKを選択。
(2)
棋譜データベースをファイルとして保存。
「名前を付けて保存」で、「ファイルの種類」を「バイナリ棋譜(*.KBK)」とすれば、バイナリ形式で保存できる。
バイナリ形式にしておけば、柿木将棋のヘルプにあるように、検索等が圧倒的に速く済むようになり、また、棋譜データベースとしてのファイルサイズも、大幅に小さくて済む。
ただし、バイナリ形式だと、若干の制限事項がある(柿木将棋のヘルプを参照のこと)。
完成した棋譜データベースの運用方法は↓の関連記事も参照していただきたい。
www.fgfan7.com
柿木将棋IXは、シェアウェアで、Vectorから買える。税込み1,080円(2016/12/03現在)。