はじめに
今年は新型コロナウイルスによる感染拡大の懸念により、全国大会につながる主要大会をはじめ、地方のローカル大会も軒並み中止や来年に延期となった。
新種のウイルスなので先が読めず、また感染によるリスクを考えるとこのような対応となったのは致し方なかったと思う。
個人的には今年が始まってから、1月に四日市のレーティング大会、2月の支部名人戦県予選(結局この大会も全国大会は中止)の2大会しかでていないことになる。
特に、3月、4月は普段の外出もほとんど控え、また新型コロナウイルスに関する予防策や情報をひたすら仕入れて対策をしていた。
大会が開催されない中、ネット将棋は特に3月はよくやっていたように思う。
ただ、自分の場合はネット将棋はリアル大会に向けての練習という捉え方をしているので、リアル大会がいっこうに始まらないのにひたすらネット将棋ばかりしているのはなんだか変なように感じられ、もどかしい思いだった。
2月のマイナビの大会、3月の加古川清流戦予選も中止となり、遠征することもなかった。
秋から来年にかけて
その後、緊急事態宣言が発令されるなど世間は揺るいだ。
6月~8月にかけて将棋は学生の全国大会の予選・全国大会が開催されるがそれらもほとんど中止となった。
最近、古くからの将棋友人と会話する機会があったが、学生の大会は一般大会と違って何度も出場できる訳ではないので、このように中止となってしまったのは本当に残念に思う。
そして夏が終わり秋になったが、Twitterを見ていても地方のローカル大会から、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底した上で、徐々に大会が再開されていっているように感じられる。
私もようやく日程に都合がついたこともあり、今年3回目の大会参加ができそうだ。
http://www6.plala.or.jp/ayumi-syogi/kuramatsuri1011.pdf
それにしてもここまで年単位でみて、大会参加をしなかったのはいつ以来になるだろうか。
ひょっとしたら中高生の頃までさかのぼるかもしれない。
最後に
新型コロナウイルスの渦中にあってもプロの公式戦は続いており、今年は藤井二冠の誕生をはじめとして大きな棋界ニュースが相次いだ。
将棋の戦術においても振り飛車でミレニアムや耀流といった新型の駒組みが出てきており、その流れについていくのも大変ながら、いまもなおこのような新機軸の指し方が生まれていることに将棋の面白さを感じている。
新型コロナウイルスの今後によって変わってくるが、来年は現時点では支部名人戦の都道府県予選は開催される見込みのようだ。(残念ながら3人1組の団体戦の支部対抗戦とシニア名人戦は現時点では開催されないという情報をみた)
個人的にも感染には十分気をつけつつ、機を見て大会への参加をしていきたいと思う。