はじめに
2019年6月6日、通信対戦アプリの将棋クエストの5分切れ負けで七段に昇段することができた。
将棋クエスト5切れで七段に昇段しました! pic.twitter.com/AFAUMdCM82
— suimon (@floodgate_fan) June 6, 2019
以前に2分切れ負けのルールで八段に昇段してからはどのルールでも昇段できていなかったので今回の昇段は嬉しい出来事だった。
この記事では今回昇段した中で感じたことを書いていきたいと思う。
2分切れ負けと5分切れ負けについて
私は将棋クエストでは普段は圧倒的に2分切れ負けで指すことが多かった。
だいたいのレートの推移としては2250~2450の間をいったりきたりという感じだ。
一度流れに乗って2500点に到達し八段に昇段することができたが、その後は2500に到達することもままならなかった。
2分切れ負けというルールは強豪も多く勝ち続けるのはなかなか厳しい。
基本的には自分よりレートの低い相手には負けることなく、同格には勝ち越し以上、格上にもたまには入れるという感じでなければ八段への到達は困難であると思う。
私は2分切れ負けのルールでよく指していたが、最近はなかなかレートが上がらなくなってきていた。
2切れに少し行き詰まりを感じたので、長らく放置していた5分切れ負けのルールで指してみることにした。
そうすると思いの外、勝ち星が集まった。
2分切れ負けでは急所の局面でも考えることができなかったが、5分切れ負けだと考える余裕がある。この違いが大きかったように思う。
そして、2350点七段という昇段基準に達することができた。
印象に残った一局
下図は先手中飛車対後手居飛車穴熊ではじまった将棋の終盤の局面。
上図から、△3七桂▲同金直 △3九角 ▲3八金引 △3七桂 ▲同金右 △1七角成▲3九桂 △同 馬(下図)と進んで後手の私の勝ちとなった。
穴熊の急所をうまく攻略できた一局として印象に残っている。
このような筋が瞬時に見えるときは好調を実感できる。
その後も、順調に勝ち星を積み重ねることができた。
今後について
最近は対局過多傾向にあったので、しばらくは対戦を控えて研究に割く比重を増やしていこうと考えている。
今はやねうら王のテラショック定跡等で序盤の研究もしやすくなってきており、序盤の戦法全般の知識を整えていきたい。
しばらくは大きな大会もないが、この期間にしっかり訓練を重ねて力をつけていきたい。
参考記事