はじめに
ponanzaの序盤戦術は個性的です。
その中でも今回紹介する振り飛車穴熊退治は非常にユニークかつ、必殺技的な要素が強い作戦です。
ではさっそく紹介していきたいと思います。
実戦例
実戦例その1
動く将棋盤は以下のリンクから
https://shogi.io/kifus/231464
今回紹介する作戦のポイントはズバリ端攻めです。
序盤早々に端の位を取るのがまず第一歩。
角を△1三角~△3五角と端のルートから転回し端に照準を合わせます。
次に桂馬を△1三桂~△2五桂と使い、端に照準を合わせる。
これで攻撃形が完成しました。
後は少し自陣に手を入れてから、端を攻めていきます。
端に蓄えた攻め駒を一気に放出します。
先手は端の受けが収拾困難になりました。
以下、後手がと金を製造して勝利しています。
この将棋の総棋譜は以下から
では次の例を見てみましょう。
実戦例その2
動く将棋盤は以下のリンクから
https://shogi.io/kifus/231466
今回は先手が序盤で角道を止めたため、後手は角を△3三に配置し、△1五歩から攻めていきました。後は第一例とほぼ同じです。
後手は桂馬を△1三桂~△2五桂、角を△4四角と上がり端に照準を合わせます。
これが強烈なんですね。
以下、
頃合いを見て、端から強襲します。ponanaは角を追われた時が一つのタイミングだと思っているようです。
先手は端が受からない形になり、投了やむなしとなりました。
このような展開になると穴熊の端への偏りをとがめていると言えそうです。
この将棋の総棋譜は以下から
まとめ
端に香、桂、角を設置し、あとは強襲を仕掛ける。
非常にわかりやすく破壊力があるので、皆さんも是非実戦で試してみましょう。
対穴熊アレルギーが解消されるかもしれません。
参考棋譜
https://shogi.io/kifus/231472
https://shogi.io/kifus/231473
https://shogi.io/kifus/231475
https://shogi.io/kifus/231476
https://shogi.io/kifus/231478
参考書籍