本書に関して私が呟いたツイートのまとめです。
橋本さんの新書は買うと思います。
— suimon (@floodgate_fan) 2016年12月7日
余力があればレビューします。
棋士の一分 将棋界が変わるには (角川新書) 新書 – 2016/12/10
橋本 崇載 (著)
橋本八段の新書、半分くらいまで読みました。
— suimon (@floodgate_fan) 2016年12月12日
多少引っかかる例え話などはありましたが、この本を読まなければ知らなかった話もあり今のところ悪い印象はないです。
Blogで記事にしようと思ったけど呟いてしまおう。
— suimon (@floodgate_fan) 2016年12月14日
私は橋本八段の新書は業界のお金の流れ、仕組み、現状の問題点を説明したという点において評価している。
しかし、心配なのが将棋界というのは他の業界と違って同業他社が存在しないという点。(続く)
以前にツイートした音楽業界の仕組み、改善すべき点を説明した本を出版した方は以前に所属していたレコード会社を離れ、違うレーベルに所属してプロデュース活動を行うようになった。
— suimon (@floodgate_fan) 2016年12月14日
橋本八段は業界を去ることも辞さない覚悟があると本で記しているが、個人的には今後に心配している。
私は橋本八段が新書を出版するにあたって、日本将棋連盟との間でどれだけの話し合いが行われたかはわかりませんが、書ける範囲の決まりというのはなかったのかと思いました。
— suimon (@floodgate_fan) 2016年12月14日
橋本八段の新書、私の中では「内容」に関しては非常によいと思う。
— suimon (@floodgate_fan) 2016年12月14日
ただ、この本を発売した時期があまり良くなかったと思う。
もし10月以前に発売し、内容も一部修正していたならネット上でのレビューの内容もだいぶ違ったのではないだろうか。
(続く)
繰り返すが将棋界の仕組み、お金の流れ、現状の問題点を現役の棋士が説明、問題提起したという点を評価している。
— suimon (@floodgate_fan) 2016年12月14日
ただ、この時期での発売となると窪田七段のツイートにもあるように棋士にはあまり口外しないようにという通達が言っていたようなので反発する声が出るのも同然かもしれない。
(続く)
※ツイートは原文のまま。×言っていた○行っていた
窪田七段のツイートhttps://t.co/d7mNG2iiZm
— suimon (@floodgate_fan) 2016年12月14日
最後に
私は橋本八段の本を読んでいる最中に、ある1冊の本の事を思い出しました。それは上述のツイートに出てくるこの本です。
音楽プロデューサーの方が音楽業界全般の形や仕組み、お金の流れを説明した本ですが、私はこの本を読んで音楽業界について理解を深めることができました。
橋本八段の今回の本も、将棋界全般の形や仕組み、お金の流れを知るのに役に立つと思います。
最後に明石昌夫さんの著書のあとがきに書いてあった印象に残った言葉を引用します。
これからの日本は、小学校や中学校、高校で習ったことや勉強の仕方が全く役に立たなくなりつつあります。
特に入学試験とか受験勉強的なものは、こののち知らなくても一生困らない知識を、どれだけムダに覚えているかの競争です。
今までの日本は、そういう意味のない、面白くないことを努力できる人間が必要とされていたので、それでよかったのですが、世の中が変わってしまいました。
お金もうけよりも大切なことがある、お金もうけばっかり考えるのはよくない、というのが間違いだとは思いませんが、今の学校では、お金のことと人間関係のこと、社会の組織のことを教えなさすぎです。
だからこの本では、音楽業界のお金のこと、人間関係のこと、業界のしくみのことを書いてきました。
私は橋本八段のこの本はその「内容」に関しては大変意義のあるものだと思っています。
将棋界の今についてもっと深く知りたい人には欠かせない1冊と言えるでしょう。
以上、橋本崇載八段著、「棋士の一分 将棋界が変わるには」の紹介でした。