終盤戦で自玉が桂馬ゼットの場合の寄せ方
動く将棋盤は以下のリンクから
開始日時:2014/11/07 03:00:03
棋戦:wdoor+floodgate-900-0+flummi2+AWAKE_i7_5960X_8c+20141107030006
先手:flummi2
後手:AWAKE_i7_5960X_8c
棋戦:wdoor+floodgate-900-0+flummi2+AWAKE_i7_5960X_8c+20141107030006
先手:flummi2
後手:AWAKE_i7_5960X_8c
今回はfloodgateの棋譜を題材として終盤の鋭い寄せを紹介したい。
相矢倉から攻めあって、終盤戦の下図の局面。
先手玉は桂馬さえ渡さなければ絶対に詰まない形である。
※この状態を桂馬ゼットと呼ぶ。
よって先手はここから詰めろ詰めろの連続で後手玉に迫る。
(上図からの指し手)
▲3六飛△3五歩▲同飛△3四歩▲4二銀打(下図)
△3四歩の局面で飛車を逃げると△6七歩成で負けだが、この▲4二銀打が強烈な一手となった。
(上図からの指し手)
△同 金▲3四飛△3二歩▲3三歩△同 金▲同飛成△同 歩▲4三金 (途中図)
△3二金▲5二銀△同 飛▲同 金△2二玉▲4二銀成 (途中図)
△2一銀▲3二成銀△同 銀▲4二金打△2四歩▲3二金△同 玉▲3四銀(下図)
と進んだ。
▲3四銀が退路封鎖の決め手となった。
仮に▲3四銀に対して△同歩と取ると、以下▲4二飛△3三玉▲4三金△2三玉▲3二飛成までの即詰みがある。
先手の一連の自玉が桂馬さえ渡さなければ詰まない条件を生かした寄せの手順は見事だった。
後手に一手の余裕も与えない鋭い寄せを参考にしていただきたい。
この将棋の総棋譜は以下から
参考書籍