コンピュータ将棋研究Blog

Twitterアカウントsuimon@floodgate_fanによるコンピュータ将棋研究ブログです。

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コラム

【コラム】PONANZA 引退に寄せて

はじめに 2017年11月12日、第5回将棋電王トーナメントが閉幕した。 優勝は平成将棋合戦ぽんぽこ。 PONANZAは3位に終わった。 そして、表彰式のスピーチの中でPONANZA開発者の山本一成さんから引退の意向が発表された。 Ponanzaもこれで引退ですね。いろいろ…

【将棋関連本セール 9/7(木)まで】Kindle本50%OFF以上! おススメ将棋本をピックアップ

9/7(木)までのKindle本50%以上OFFセールです。この機会に欲しかった本を手に入れておきましょう。 ↓ セール書籍一覧のページ Amazon.co.jp: 【50%OFF】『藤井聡太 炎の七番勝負と連勝記録の衝撃」発売記念 将棋関連本セール(9/7まで): Kindleストア ※キャ…

【コラム】雁木はなぜ流行するのか?

はじめに 連盟モバイル中継でも指されているのを見ない日のほうが珍しいくらい、雁木の流行が続いている。半年前まではほとんど指されることがなかったのになぜここまで流行するようになったのだろうか。 今回の記事ではその疑問に対して私なりの解釈で考察…

【コラム】角換わり拒否が有力か - ブレンド評価関数にみた序盤最前線-

はじめに 現在コンピュータ将棋界では、評価関数をブレンドする試みが流行している。 yaneuraou.yaneu.com yaneuraou.yaneu.com 自分は某所から野生の読み太とelmoをブレンドしたものをダウンロードしましたが、解凍の際にいつもの方法だとエラーになりまし…

【コラム】suimonから見た藤井聡太四段の将棋の魅力

はじめに 藤井聡太四段が快進撃を続けている。 6/25時点で28連勝。 明日の竜王戦で増田康宏四段と対戦し、勝てば連勝の新記録達成となる。 対戦相手となる増田四段の参考記事 www.fgfan7.com 各種中継リンク ↓パソコン TOPページ|竜王戦中継 ↓スマホアプリ…

【コラム】将棋クエスト1900点からの棋力向上方法

はじめに 将棋の棋力向上は一概にコレがいいというのは難しいものです。 それでもある程度の指針はレベル別に示せると考えています。 今回は将棋クエストで赤レート(2000点以上)に惜しくも届かない人を対象に棋力向上方法について私なりに考えた方法を示し…

将棋ミステリーアプリ『千里の棋譜』が完結!私も制作に協力しました

はじめに 4月上旬に私の元に、ある一通のメールが届いた。 それは将棋アプリ「千里の棋譜」を制作している宮下さんからであった。 (前略)千里の棋譜の物語作成上で条件に合った棋譜を探しており、そこで特にコンピュータ将棋の棋譜に詳しいsuimonさんにア…

必見!増田康宏四段のインタビュー記事には棋力向上のヒントが隠されていた

はじめに 増田康宏四段による堅陣で圧勝! 対振り銀冠穴熊の発刊を記念とした特別インビュー記事が「将棋情報局」にアップされた。 book.mynavi.jp その内容は衝撃的なものだった。 私の見解をまじえつつ、特に印象に残った個所を紹介していきたいと思う。 は…

【コラム】四間飛車に対する急戦策について

はじめに 今回は四間飛車に対する急戦策について考えてみたい。 代表的な急戦策として挙げられるのは、 棒銀、4六銀左急戦、4五歩早仕掛け、鷺宮定跡、右四間飛車などである。 この中で私がよく用いていたのが4六銀左急戦と鷺宮定跡だった。 しかし、現在の…

将棋の初手30通りを全て検証してみた③

はじめに ➀、②と続けてきたこの初手シリーズも今回が最終回となる。 将棋の初手30通りを全て検証してみた① - コンピュータ将棋研究Blog 将棋の初手30通りを全て検証してみた② - コンピュータ将棋研究Blog ③では主に初手に右銀、飛車、玉を動かす指し方をみて…

将棋の初手30通りを全て検証してみた②

はじめに 前回の続き www.fgfan7.com 前回は初手に歩を突く指し手(9通り)をみていったので②ではその他の指し手(主に金銀を動かす初手)を検証していこうと思う。 はじめに マイナーな初手 ▲9八香 ▲7八銀 ▲6八銀 ▲7八金 ▲6八金 ▲5八金左 ▲5八金右 …

将棋の初手30通りを全て検証してみた①

はじめに 第二期電王戦2番勝負第1局の観戦記が公開された。 「人智を超えし者」佐藤天彦 叡王―将棋ソフト PONANZA:第2期電王戦 二番勝負 第1局 観戦記 佐藤慎一五段による観戦記であり、その中でPONANZAの初手に関する記述もある。 一部を引用する。 PONA…

第二期電王戦第1局で指されたPonanzaの初手▲3八金戦略について

はじめに 昨日4/1に第二期電王戦2番勝負第一局が行われ、先手のPonanzaが後手の佐藤天彦名人に71手の短手数で完勝した。 ↓はその棋譜のリンク。 http://denou.jp/2017/kifu/20170401.html 私は今まで将棋ウォーズの2016Ponaが初手▲4八金という手を指してい…

森内将棋・人柄の魅力について

はじめに 本日、夕方に驚きのニュースがTwitter上で流れてきた。 先ほど日本将棋連盟から発表があり、森内俊之九段が新年度からフリークラスに転出となることが発表されました。「A級順位戦で降級となったことを受けて出した結論です」とコメントを出してい…

Ponanzaはなぜ最強ソフトなのか

はじめに 昨日、Ponanza開発者、山本一成さんのひとつのツイートが大きな反響を呼んだ。 今年の世界コンピュータ将棋選手権のPonanzaはたぶんめちゃめちゃ強いことになる。過去現在、そして下手したら今後数年の未来までも含めて史上最強の将棋プログラムに…

ponanzaの後手番における戦い方の思想

はじめに 飛車先を切らすという戦い方 ケース1 ケース2 ケース3 まとめ はじめに いよいよ第2期電王戦が4/1から始まる。 denou.jp 2番勝負の第1局はPONANZAの先手番である。 PONANZAは先手番においては初手▲6六歩や▲6八銀といった手を指すこともある…

【コラム】3つのジャンル別 棋譜鑑賞をする際のポイント

はじめに 人間対人間(連盟モバイルアプリ) 序盤戦術に注目する 消費時間に注目する 人間対ソフト(将棋ウォーズ2016Pona) 独創的な序盤戦術 ソフト対ソフト(floodgate) 戦型の傾向 指される将棋の特徴 たまにサプライズがあるかも?! まとめ はじめに …

【コラム】矢倉左美濃急戦はどこにいくのか

はじめに 先手の対策が浸透した 後手の反撃 一方コンピュータ将棋界でのこの戦法の現状は 人間が指しこなすのは難しい おわりに はじめに 第1期叡王戦、森内-阿部光戦で強烈なインパクトを放った「矢倉左美濃急戦」。 第1期 叡王戦本戦観戦記 森内俊之九段 …

【緊急企画】両成将棋と変則太閤将棋を魔女で研究してみた【電王PONANZAに挑戦】

はじめに 両成将棋の研究 変則太閤将棋の研究 まとめ 最後に はじめに 第2期 電王戦 直前イベント 「人類vs電王PONANZA ?だれでも所持金300万円?」 | ニコニコ動画 【PONANZAに勝てたら300万円】いよいよ始まりました!今回、新たに投入したチャンス拡大企画…

【1からわかる】将棋ブログ作成ガイド

今回は将棋ブログの基本的な作成方法について1から説明していきたいと思います。 まずはブログサービスを選ぼう 将棋ブログを書く際にあると便利なもの ツールの具体的な使用方法 最後に まずはブログサービスを選ぼう 私ははてなブログを利用していますが、…

【コラム】まだ棋譜の著作権で消耗してるの?

最近、私は将棋以外のジャンルで有名なブログをよく読んでいる。 その中でも有名ブロガーで、ズバズバと核心をついた物言いをするイケダハヤトさんのブログ、Twitterは特にチェックしている。 ブログ まだ東京で消耗してるの? Twitter https://twitter.com/…

衝撃の新事実!?一手損角換わり戦法の創始者は三浦九段だった

三浦九段に対する新たな情報が次々と入り始めてきている。 はてなブックマーク1000以上の↓のエントリーは必読の内容。 ironna.jp 私は三浦九段に対しての現在進行形の話題には触れない。 (他に適任者がいると思うので) 今回の記事ではタイトルのように…

ソフトの将棋から「連盟美濃」を徹底研究する②

前回の続き www.fgfan7.com 前回の最後に下図の形が有力と書いたがこれを「片連盟美濃」と呼ぶことにする。 この囲いの特徴、戦い方を序盤、中盤、終盤に分けてみていきたいと思う。 序盤編 Ukamuse_NB8_i7_6700K vs. ukamuse_furibisya_book (2016-12-13 09…

ソフトの将棋から「連盟美濃」を徹底研究する①

はじめに まず「連盟美濃」と呼ばれる囲いから説明したいと思う。 発端は日本将棋連盟のHPに掲載された、将棋コラムの画像から始まった。 www.shogi.or.jp ※現在画像は修正済み。 2月2日の日本将棋連盟のコラム「美濃囲いの崩し方Vol.4」の画像に現れた囲い…

将棋ソフト「技巧」の軌跡をたどる(前編)

例の騒動もほぼ全容が明るみになりだしてきたが、そもそものことの発端は将棋ソフト「技巧」の不正利用が疑われたものだった。私は今回、技巧の歴史について改めて調べてみることにした。 今までの「技巧」の軌跡をたどっていきたい。 「技巧」初見参 第22回…

2016年を振り返って-Blog回顧録-

本記事では2016年に執筆した記事について月ごとに振り返りたいと思う。 当時書けなかった裏話なども交えて書いていきたい。 2016年1月 www.fgfan7.com アンチコンピュータ戦略についての考察。 この△5八角と打たせる作戦は初期の頃に発見された戦略である。 …

【floodgate名鑑】luminosの魅力~その芸術性~

(それはまさに伝説だった) sakurapyon_vps vs. luminos (2014-04-21 15:00) http://wdoor.c.u-tokyo.ac.jp/shogi/view/2014/04/21/wdoor+floodgate-900-0+sakurapyon_vps+luminos+20140421150011.csa まずはこの終局図を見て欲しい。 総手数は642手。終局…

【コラム】駒落ちについて①

私が小学生の頃から通っている将棋センター歩では手合い割に応じて駒落ち将棋が取り入れられています。 以下のように手合いが決まります。 ・同段級 平手 振り駒 ・1階級差 平手 ひとつ下が先手 ・2階級差 香落ち ・3階級差 角落ち ・4階級差 飛車落ち ・5階…

【コラム】影響を受けた伝説の将棋研究ブログ

ブログサービスが開始されてから、すでにかなりの年月が経ちましたが、現在は再度ブログが注目されていると先日読んだ本に載っていました。 それはSNSと連動して読んでもらえるという繋がりが生まれてきたからだそうです。 私もブログサービスが開始された当…

suimonの願い-将棋界が盛り上がってほしい-

映画「聖の青春」が公開されました。まだ私は観に行けてないですが、都合がつけば観に行きたいです。また来年には「3月のライオン」の劇場公開も決定しています。また、電王戦もあります。今将棋界は将棋ブームを引き起こすチャンスを迎えていると思います。…