コンピュータ将棋研究Blog

Twitterアカウントsuimon@floodgate_fanによるコンピュータ将棋研究ブログです。

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コラム

【将棋関連本セール 9/7(木)まで】Kindle本50%OFF以上! おススメ将棋本をピックアップ

9/7(木)までのKindle本50%以上OFFセールです。この機会に欲しかった本を手に入れておきましょう。 ↓ セール書籍一覧のページ Amazon.co.jp: 【50%OFF】『藤井聡太 炎の七番勝負と連勝記録の衝撃」発売記念 将棋関連本セール(9/7まで): Kindleストア ※キャ…

【コラム】雁木はなぜ流行するのか?

はじめに 連盟モバイル中継でも指されているのを見ない日のほうが珍しいくらい、雁木の流行が続いている。半年前まではほとんど指されることがなかったのになぜここまで流行するようになったのだろうか。 今回の記事ではその疑問に対して私なりの解釈で考察…

【コラム】角換わり拒否が有力か - ブレンド評価関数にみた序盤最前線-

はじめに 現在コンピュータ将棋界では、評価関数をブレンドする試みが流行している。 yaneuraou.yaneu.com yaneuraou.yaneu.com 自分は某所から野生の読み太とelmoをブレンドしたものをダウンロードしましたが、解凍の際にいつもの方法だとエラーになりまし…

【コラム】suimonから見た藤井聡太四段の将棋の魅力

はじめに 藤井聡太四段が快進撃を続けている。 6/25時点で28連勝。 明日の竜王戦で増田康宏四段と対戦し、勝てば連勝の新記録達成となる。 対戦相手となる増田四段の参考記事 www.fgfan7.com 各種中継リンク ↓パソコン TOPページ|竜王戦中継 ↓スマホアプリ…

【コラム】将棋クエスト1900点からの棋力向上方法

はじめに 将棋の棋力向上は一概にコレがいいというのは難しいものです。 それでもある程度の指針はレベル別に示せると考えています。 今回は将棋クエストで赤レート(2000点以上)に惜しくも届かない人を対象に棋力向上方法について私なりに考えた方法を示し…

将棋ミステリーアプリ『千里の棋譜』が完結!私も制作に協力しました

はじめに 4月上旬に私の元に、ある一通のメールが届いた。 それは将棋アプリ「千里の棋譜」を制作している宮下さんからであった。 (前略)千里の棋譜の物語作成上で条件に合った棋譜を探しており、そこで特にコンピュータ将棋の棋譜に詳しいsuimonさんにア…

必見!増田康宏四段のインタビュー記事には棋力向上のヒントが隠されていた

はじめに 増田康宏四段による堅陣で圧勝! 対振り銀冠穴熊の発刊を記念とした特別インビュー記事が「将棋情報局」にアップされた。 book.mynavi.jp その内容は衝撃的なものだった。 私の見解をまじえつつ、特に印象に残った個所を紹介していきたいと思う。 は…

【コラム】四間飛車に対する急戦策について

はじめに 今回は四間飛車に対する急戦策について考えてみたい。 代表的な急戦策として挙げられるのは、 棒銀、4六銀左急戦、4五歩早仕掛け、鷺宮定跡、右四間飛車などである。 この中で私がよく用いていたのが4六銀左急戦と鷺宮定跡だった。 しかし、現在の…

将棋の初手30通りを全て検証してみた③

はじめに ➀、②と続けてきたこの初手シリーズも今回が最終回となる。 将棋の初手30通りを全て検証してみた① - コンピュータ将棋研究Blog 将棋の初手30通りを全て検証してみた② - コンピュータ将棋研究Blog ③では主に初手に右銀、飛車、玉を動かす指し方をみて…

将棋の初手30通りを全て検証してみた②

はじめに 前回の続き www.fgfan7.com 前回は初手に歩を突く指し手(9通り)をみていったので②ではその他の指し手(主に金銀を動かす初手)を検証していこうと思う。 はじめに マイナーな初手 ▲9八香 ▲7八銀 ▲6八銀 ▲7八金 ▲6八金 ▲5八金左 ▲5八金右 …

将棋の初手30通りを全て検証してみた①

はじめに 第二期電王戦2番勝負第1局の観戦記が公開された。 「人智を超えし者」佐藤天彦 叡王―将棋ソフト PONANZA:第2期電王戦 二番勝負 第1局 観戦記 佐藤慎一五段による観戦記であり、その中でPONANZAの初手に関する記述もある。 一部を引用する。 PONA…

第二期電王戦第1局で指されたPonanzaの初手▲3八金戦略について

はじめに 昨日4/1に第二期電王戦2番勝負第一局が行われ、先手のPonanzaが後手の佐藤天彦名人に71手の短手数で完勝した。 ↓はその棋譜のリンク。 http://denou.jp/2017/kifu/20170401.html 私は今まで将棋ウォーズの2016Ponaが初手▲4八金という手を指してい…

森内将棋・人柄の魅力について

はじめに 本日、夕方に驚きのニュースがTwitter上で流れてきた。 先ほど日本将棋連盟から発表があり、森内俊之九段が新年度からフリークラスに転出となることが発表されました。「A級順位戦で降級となったことを受けて出した結論です」とコメントを出してい…

Ponanzaはなぜ最強ソフトなのか

はじめに 昨日、Ponanza開発者、山本一成さんのひとつのツイートが大きな反響を呼んだ。 今年の世界コンピュータ将棋選手権のPonanzaはたぶんめちゃめちゃ強いことになる。過去現在、そして下手したら今後数年の未来までも含めて史上最強の将棋プログラムに…

ponanzaの後手番における戦い方の思想

はじめに 飛車先を切らすという戦い方 ケース1 ケース2 ケース3 まとめ はじめに いよいよ第2期電王戦が4/1から始まる。 denou.jp 2番勝負の第1局はPONANZAの先手番である。 PONANZAは先手番においては初手▲6六歩や▲6八銀といった手を指すこともある…

【コラム】3つのジャンル別 棋譜鑑賞をする際のポイント

はじめに 人間対人間(連盟モバイルアプリ) 序盤戦術に注目する 消費時間に注目する 人間対ソフト(将棋ウォーズ2016Pona) 独創的な序盤戦術 ソフト対ソフト(floodgate) 戦型の傾向 指される将棋の特徴 たまにサプライズがあるかも?! まとめ はじめに …

【コラム】矢倉左美濃急戦はどこにいくのか

はじめに 先手の対策が浸透した 後手の反撃 一方コンピュータ将棋界でのこの戦法の現状は 人間が指しこなすのは難しい おわりに はじめに 第1期叡王戦、森内-阿部光戦で強烈なインパクトを放った「矢倉左美濃急戦」。 第1期 叡王戦本戦観戦記 森内俊之九段 …

【緊急企画】両成将棋と変則太閤将棋を魔女で研究してみた【電王PONANZAに挑戦】

はじめに 両成将棋の研究 変則太閤将棋の研究 まとめ 最後に はじめに 第2期 電王戦 直前イベント 「人類vs電王PONANZA ?だれでも所持金300万円?」 | ニコニコ動画 【PONANZAに勝てたら300万円】いよいよ始まりました!今回、新たに投入したチャンス拡大企画…

【コラム】定跡からの解放宣言

最近気になっていることがあった。 それは、「将棋の指し手って何をもとにして選ばれているのだろう?」というものだった。 「プロの実戦や出版された書籍の手順にそって指すのがはたして本当なのだろうか」という疑問が湧いてくるのだ。 数ヶ月前からこのこ…

【1からわかる】将棋ブログ作成ガイド

今回は将棋ブログの基本的な作成方法について1から説明していきたいと思います。 まずはブログサービスを選ぼう 将棋ブログを書く際にあると便利なもの ツールの具体的な使用方法 最後に まずはブログサービスを選ぼう 私ははてなブログを利用していますが、…

【コラム】まだ棋譜の著作権で消耗してるの?

最近、私は将棋以外のジャンルで有名なブログをよく読んでいる。 その中でも有名ブロガーで、ズバズバと核心をついた物言いをするイケダハヤトさんのブログ、Twitterは特にチェックしている。 ブログ まだ東京で消耗してるの? Twitter https://twitter.com/…

【コラム】30歳になって心境に変化があった

たまには雑記的な記事も書こうと思う。 私は昨年の12月に30歳になった。 別に歳を食ったからという訳ではないが、最近自分の中で心境に変化が起こりつつある。 今まではとにかく将棋の大会で結果を残したいという気持ちが強かったが、最近ではブロガーとして…

衝撃の新事実!?一手損角換わり戦法の創始者は三浦九段だった

三浦九段に対する新たな情報が次々と入り始めてきている。 はてなブックマーク1000以上の↓のエントリーは必読の内容。 ironna.jp 私は三浦九段に対しての現在進行形の話題には触れない。 (他に適任者がいると思うので) 今回の記事ではタイトルのように…

ソフトの将棋から「連盟美濃」を徹底研究する②

前回の続き www.fgfan7.com 前回の最後に下図の形が有力と書いたがこれを「片連盟美濃」と呼ぶことにする。 この囲いの特徴、戦い方を序盤、中盤、終盤に分けてみていきたいと思う。 序盤編 Ukamuse_NB8_i7_6700K vs. ukamuse_furibisya_book (2016-12-13 09…

ソフトの将棋から「連盟美濃」を徹底研究する①

はじめに まず「連盟美濃」と呼ばれる囲いから説明したいと思う。 発端は日本将棋連盟のHPに掲載された、将棋コラムの画像から始まった。 www.shogi.or.jp ※現在画像は修正済み。 2月2日の日本将棋連盟のコラム「美濃囲いの崩し方Vol.4」の画像に現れた囲い…

【緊急声明】将棋世界2017年3月号に掲載された「第三者調査委員会の報告を受けて」について

将棋世界最新号50p〜51pに「第三者調査委員会の報告を受けて」という題名で日本将棋連盟常務会名義による文章が掲載された。 将棋世界 2017年3月号 posted with ヨメレバ マイナビ出版 2017-02-03 Amazon Kindle まず冒頭で将棋ファン、主催社・協賛社、三浦…

将棋ソフト「技巧」の軌跡をたどる(前編)

例の騒動もほぼ全容が明るみになりだしてきたが、そもそものことの発端は将棋ソフト「技巧」の不正利用が疑われたものだった。私は今回、技巧の歴史について改めて調べてみることにした。 今までの「技巧」の軌跡をたどっていきたい。 「技巧」初見参 第22回…

2016年を振り返って-Blog回顧録-

本記事では2016年に執筆した記事について月ごとに振り返りたいと思う。 当時書けなかった裏話なども交えて書いていきたい。 2016年1月 www.fgfan7.com アンチコンピュータ戦略についての考察。 この△5八角と打たせる作戦は初期の頃に発見された戦略である。 …

【floodgate名鑑】luminosの魅力~その芸術性~

(それはまさに伝説だった) sakurapyon_vps vs. luminos (2014-04-21 15:00) http://wdoor.c.u-tokyo.ac.jp/shogi/view/2014/04/21/wdoor+floodgate-900-0+sakurapyon_vps+luminos+20140421150011.csa まずはこの終局図を見て欲しい。 総手数は642手。終局…

【コラム】駒落ちについて①

私が小学生の頃から通っている将棋センター歩では手合い割に応じて駒落ち将棋が取り入れられています。 以下のように手合いが決まります。 ・同段級 平手 振り駒 ・1階級差 平手 ひとつ下が先手 ・2階級差 香落ち ・3階級差 角落ち ・4階級差 飛車落ち ・5階…

【コラム】コンピュータ将棋研究Blogのコンセプトについて①

Blogには幅広いジャンルがありますが、大きく分けて「特化型ブログ」「雑記型ブログ」に分かれます。 ここでは簡単に説明します。 まず「特化型ブログ」とは限られたジャンルのみを扱うブログです。趣味ブログ、専門ブログとも言うようです。 次に「雑記型ブ…

【コラム】影響を受けた伝説の将棋研究ブログ

ブログサービスが開始されてから、すでにかなりの年月が経ちましたが、現在は再度ブログが注目されていると先日読んだ本に載っていました。 それはSNSと連動して読んでもらえるという繋がりが生まれてきたからだそうです。 私もブログサービスが開始された当…

suimonの願い-将棋界が盛り上がってほしい-

映画「聖の青春」が公開されました。まだ私は観に行けてないですが、都合がつけば観に行きたいです。また来年には「3月のライオン」の劇場公開も決定しています。また、電王戦もあります。今将棋界は将棋ブームを引き起こすチャンスを迎えていると思います。…

【コラム】将棋クエストの話

昔はネット将棋と言えば将棋倶楽部24が1強の時代が長らく続いていた。 しかし、近年に入ってから多くのネット上で対局できるサイトが出てきている。 その多くの対局サイトの中で私が最も多く指したのが将棋クエストである。 今回はその将棋クエストでの思い…

【コラム】大学将棋の話①

私が学生将棋に身を置いていたのも、もうかれこれ10年くらい前の話になる。今回はその時の思い出話を書いてみようと思う。 ・大会の持ち時間が秒読み60秒に 晴れて受験勉強が終わり、大学将棋界に身を置くことになったが、半年ほどほとんど将棋をしていなか…

自己紹介

【名前】 西村 文登 【棋歴】 約20年 【棋力】 免状五段,将棋クエスト2分七段(最高2451) 【主な実績】 小学生名人戦、倉敷王将戦三重県代表 全国中学生選抜将棋選手権大会4位 全国高校将棋竜王戦ベスト16 全国高校将棋選手権大会 団体の部 準優勝 関西学…

【コラム】ソフト研究は対振り飛車に弱くなるのか?

次回のテーマの執筆に苦戦しているので、今回は視点を変えて「ソフト研究は対振り飛車に弱くなるのか?」というテーマでコラムを書いてみようと思う。 私の見解を先に記すと「方法さえ間違わなければむしろ対振り飛車に強くなれる」である。 ではその具体的…

これから将棋ブログを始めようと考えている方へのアドバイス

今回は番外編としてこれから将棋ブログを始めてみようと考えている方へのアドバイスをしていきたいと思います。 参考になれば幸いです。 ①まずは半年続けてみよう いざ、ブログサービスを選んで書き始めようとして数回記事を投稿してみても思ったようにアク…

将棋ソフト「技巧」に関して私が知っていること(10/20)

6月公開版のフリーの技巧に関しての見解 ・序盤はアマチュアでもわかるような粗がある。 (対立石流で(▲7七角)△3三角を打たない、矢倉で▲4八銀(△6二銀)が早い、 角換わり腰掛け銀▲4八金型(△6二金型)や角換わり左美濃に対する駒組みが甘いなど) 参考図…

左美濃急戦の大ブームはなぜ起きたのか?~矢倉激動の時代~

・流行戦法の条件には ①玉が堅い②攻撃力がある③誰にでも指せる④勝率が高い⑤誘導しやすい といった複数の要素が必要となる。どれか一つでも欠けるとなかなか流行には至らないし、次第に廃れていく。今大流行をしている矢倉に対する左美濃急戦はこの5つの要素…

ponanza300万チャレンジを終えて

はじめに ただただponanzaは強かった。 1日目37勝、2日目42勝で全体の成績は79勝0敗。 ponanzaに詰めろをかけることができたのは1局のみで、評価値で見ると中盤で先手+100に傾いた将棋は1局もなかった。 この結果を見て、今まで人間が作り上げてきた序盤の…

ponanza300万チャレンジへの道(最終回~振り飛車編)

前々回、前回の続き。 戦型別にponanzaの傾向をチェックしていく。 今回は振り飛車編。 振り飛車 石田流 先手中飛車 ノーマル四間飛車 ノーマル三間飛車 最後に 振り飛車 コンピュータ的には振り飛車は少し損とみられているが(評価値的には居飛車と比べて5…

ponanzaチャレンジへの道(後編~相居飛車)

前回 ponanzaチャレンジへの道(前編) - コンピュータ将棋研究Blogの続き。 戦型別にponanzaの傾向をチェックしていく。長くなったので相居飛車と振り飛車で分けることにした。 相居飛車 矢倉 角換わり 相掛かり 横歩取り 力戦 相居飛車 矢倉 ▲7六歩△8四…

ponanzaチャレンジへの道(前編)

はじめに 今年もこのイベントの季節がやってきた。 第1期 電王戦 直前イベント 「電王PONANZAに勝てたら賞金300万円!!」 | ニコニコ動画 さっそくルールから確認する。 先ほどのURLから抜粋すると・持ち時間:10分・秒読み10秒 ・挑戦者が先手 ・千日手は指…

ソフトの新手について

現在の将棋界ではソフト発による新手がタイトル戦の大舞台でも指されるようになった。 指された新手は複数あるがここでは第64期王将戦七番勝負第一局渡辺ー郷田戦について考えてみたい。 ここで前例では▲同銀直だったが、▲5五銀左がソフト発の新手とされ…

データで見る技巧の将棋

技巧のfloodgateと第3回将棋電王トーナメントで指された将棋、合わせて345局を データベースを用いて分析してみた。 (データに勝敗未決定の将棋は含んでいない。) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 技巧の先手番での戦績 先手(下手)勝ち: …

コンピュータ将棋を使った研究方法の考察

コンピュータ将棋を使った研究方法では ・自分の指した将棋を解析させてみる ・コンピュータに課題局面から検討させてみる ・将棋ソフト同士の棋譜を見て研究する が主に考えられる。 まず ・自分の指した将棋を解析させてみる これは解析させるだけで簡単そ…